はじめに・ご挨拶 ~主宰 [株式会社 YuMe MUSIC] 代表取締役 YuMe~

はじめまして。
株式会社YuMe MUSIC代表で「サガリバナプロジェクト」の主宰者のYuMeです。
2011年に沖縄に拠点を移して以来、シンガーソングライターとして活動するだけでなく、ボイストレーナーとしてYuMe VOCAL SCHOOLを沖縄にも開校。現在、千葉/船橋校、沖縄/泡瀬校、那覇/首里校の3つのスクールを運営しています。
新型コロナウイルスの感染が拡がる前は3校で数百名の生徒を抱えていましたが、コロナ禍になってからは、レッスンを受ける余裕がない方や密室のスタジオで大きな声を出すのが不安という方も増え、すこしずつ減ってしまいました。

もちろん、感染対策はとても大事です。しかし、そのために夢をあきらめたり、活動の場が縮小されてモチベーションを保てなくなっている生徒さんや音楽仲間たちを見ていると、非常に胸が苦しくなります。

大変なのは音楽業界だけではなく、飲食や観光、様々な業種が苦境に立たされています。
それでも「どうにかして活動を続けていきたい」「エンタテインメントの灯を消したくない」そんな思いから、おなじように大勢のメンバーを抱えてコロナ禍を戦っている沖縄エイサーを代表する「創作芸団レキオス」さんと一緒に、新しい沖縄のエンタテインメントコンテンツを作ることにしました。

「創作芸団レキオス」は、沖縄県本島北部を拠点とし、沖縄の伝統芸能であるエイサー、獅子舞を新たな舞台スタイルでダイナミックにアレンジした公演を繰り広げる県を代表する芸能団体です。
学校公演なども自主主催し、エイサーや獅子舞の指導を行うなど、青少年の健全育成と創作芸能の発展を目指した活動を続けています。
その活躍は県内にとどまらず、京都・東京をはじめ日本各地での舞台公演やイベントに参加しており、札幌や徳島では地元の芸能との異色のコラボレーションを行いました。
海外でも、ワシントンD.Cでの沖縄ソフトパワー発信事業参加、中国福建省での中国エイサー大会でのゲスト演舞をはじめ、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、中国、インドネシア、韓国、台湾、ベトナムなど多数の出演と自主公演を開催しています。また、「世界エイサー大会」では3連覇しています。

しかし、おなじようにコロナの影響を受け、思うように活動ができずにいます。

沖縄の方や沖縄が好きな方々は、エイサーがどれほど沖縄の文化として、人々の心の支えとして強く根付いているかご存じだと思います。毎年旧盆の時期の恒例行事である「道ジュネー」も感染対策として中止にするところが多く、太鼓の音や指笛の音が聞こえない寂しい旧盆を過ごしました。

私たちはこの長く苦しい窮地を乗り越え、新たな時代を切り開くため、協力して作品づくりやイベントを行うことにしました。
エイサーとポップスという普段あまり共演することのないふたつのジャンルが垣根を越え、互いの思いをそれぞれに持ち寄り、新しい楽曲・振付を作るという決意を持って取り組みます。

そして、この楽曲を世に広め、エイサー の新しいスタンダード曲にしていきたいです。

そうすることで、この楽曲が沖縄の、世界の人々の心を支えていければと考えています。